震災からの復興、クライストチャーチの街~2017GW・NZ Day7②
クライストチャーチ中心部に到着し、パーキングに車を停め、市内観光をしました。
中心部は2011年の地震の影響で至る所が更地になっており、駐車場として利用されていました。
まずは新しいお店が並ぶ Re:Start へ向かいました。
コンテナを積み上げた店舗が並び、お土産屋さんやカフェなどが営業していました。
たくさんの人で賑わっており、活気がありました。
続いて、クライストチャーチのシンボルでもあった大聖堂に向かいました。
見た目は半壊しており、地震の大きさを感じました。
クライストチャーチはシロクマ子にとって思い出の街。
思い出があるこの教会がこんな状態になっていることにかなりショックを受けました。
言葉が出てきません。
大聖堂前の広場では、チェスを楽しむ人や、本を読む人、会話を楽しむ人など、昔と変わらず地元の人の憩いの場となっていました。
この風景は懐かしい~
次に歩いて仮説大聖堂を訪問しました。
この教会は地震後に紙で作られた仮設の大聖堂ですが、作りはしっかりしており、シンプルなデザインとステンドグラスがとてもきれいでした。
日本人建築家が建てた特殊な紙で出来ています。
祭壇や十字架も筒状の紙で出来ています。
自然を大事にするニュージーランド人の思いと、日本人の発想がこの地でコラボしている事は日本人として嬉しく思いました。
仮説大聖堂の裏手には、白く塗られ、一つ一つデザインの異なる椅子が屋外に並べられています。
これは、地震で亡くなった方々の冥福を祈るためのもので、中にはベビーベッドもありました。
アートセンターの向かいにある、ブルバード・アート・マーケットには、ニュージーランドらしい木工細工やハンドメイド作品が売られていました。
アートギャラリーへは、屋上に展示されている写真のオブジェを見るためだけに訪問。
手に描かれている顔が何ともユニークです。
市内は倒壊したままになった建物もあります。
クライストチャーチにはまだまだ震災の爪痕が残っており、日本の復興に比べて時間はゆっくりですが、着実に前に向かって進んでいるのが分かります。
中心部を流れるエイボン川は昔と変わらず穏やかに流れていました。
歴史ある美しい街並みを残しつつ、一日でも早く復興してくれることを願います。